23区内に800ヵ所…「東京坂道選手権」その坂道に歴史あり
- JR京浜東北線を境界に
東京23区の地形は台地と低地の2種類に分けられる。台地とは都心西側に位置する、荒川と多摩川に挟まれた武蔵野台地を指す。一方、都心東側の隅田川や荒川沿いには低地が広がっている。西側の武蔵野台地と東側の低地の境界は、まさにJR京浜東北線の品川~赤羽間のラインに位置する。このラインに急激な高低差のある坂が多数存在するのだ。実際、東京23区内には名前のある坂が800ヵ所以上、階段は山手線の内側だけで約650ヵ所、23区全体では2000ヵ所以上ある。
麻布十番駅から徒歩3分、港区六本木5丁目に位置する。長さは90m、高低差は13m、平均斜度は8度。シンガポール大使館の前から「鳥居坂下交差点」までの道路を指す。江戸時代、この坂の東側に鳥居家の大名屋敷があったことが坂名の由来となっている。ちなみにアイドルグループ「欅坂46」は、当初はこの坂名を冠した「鳥居坂46」というグループ名でメンバーを募集していた。
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現代ビジネス より引用しました